【2022】TOTOの後付けウォシュレットを徹底解説

TOTOウォシュレットの品番とそれぞれの機能

TOTOのウォシュレットを調べると、同じタイプ/機能であるにもかかわらずサイトや販売店によって品番が異なっており、非常にわかりづらいと感じたので、品番とそれぞれの機能をまとめて徹底解説します。

事務所・店舗向けとリテール向けの違い

TOTOのウォシュレットには、事務所・店舗向けのものと、量販店や通販で一般の人が購入できる（リテール向けの）ものと２つの規格があります。事務所・店舗向けには「アプリコット・S・SB」のラインナップが、リテール向けには「KW・KM・KS・K」のラインナップがそれぞれあり、ここではリテール向けの品番とそれぞれの機能をまとめていきます。

「KW・KM・KS・K」に共通する機能

「KW・KM・KS・K」に共通する機能は次のとおりです。

※「洗浄位置調整/マッサージ洗浄/やわらか洗浄」については、品番によって機能が異なります。詳細については下記で説明しますが、これらの機能を重視する人は、どこの販売店から購入するか注目する必要があります。

瞬間式か貯湯式か

ウォシュレットを購入するとき最初に検討するのは、瞬間式かそれとも貯湯式かだと思います。ウォシュレットを使う度に水を瞬間的に温めるのが瞬間式、一度水を大量に温めてウォシュレットを使おうが使わまいが保温しておくのが貯湯式です。瞬間式の方が導入コストは高いですが、温めたお湯を保温し続けるために電力を使うので、ランニングコストは貯湯式の方が高くなります。瞬間式が「KW・KM・KS」、貯湯式が「K」タイプです。

貯湯式タイプ「K」

リテール向けウォシュレットの貯湯式タイプが「K」です。ラインナップは１つだけですが、量販店や通販サイトによって「TCF8CK67、TCF8FK56、TCF8GK34」の品番があります。結論から言うとこれらは品番が異なるだけで「洗浄位置調整/マッサージ洗浄/やわらか洗浄」以外の機能は同じです。洗浄位置調整の機能がついているものは「C」の文字が品番に含まれています。マッサージ機能であれば「F」、やわらか洗浄であれば「G」です。これらの機能にこだわる方は、他のラインナップに加えてこの点に注目してください。

また「KW・KM・KS」にはリモコンがついていますが、「K」は操作ボタンがウォシュレットと一体型となっているタイプです。

「K」の機能はそのままに瞬間式に対応「KS」

リテール向けウォシュレット瞬間式のエントリーモデルが「KS」です。搭載されている機能は「K」と同等ですが「KS」は「瞬間式に対応」し「リモコン」が付いています。ラインナップは１つだけですが、量販店や通販サイトによって「TCF8CS67、TCF8FS56、TCF8GS34」の品番があります。結論から言うとこれらは品番が異なるだけで「洗浄位置調整/マッサージ洗浄/やわらか洗浄」以外の機能は同じです。洗浄位置調整の機能がついているものは「C」の文字が品番に含まれています。マッサージ機能であれば「F」、やわらか洗浄であれば「G」です。これらの機能にこだわる方は、他のラインナップに加えてこの点に注目してください。

瞬間式の人気タイプ「KM」

リテール向けウォシュレット瞬間式の中で最も人気なのが「KM」です。KMには４つのラインナップがあり、品番によって機能が異なります。

「KM」には４つのタイプがあります。

• 第１グループ「TCF8CM87・TCF8FM76・TCF8GM54」
• 第２グループ「TCF8CM77・TCF8FM66・TCF8GM44」
• 第３グループ「TCF8CM67・TCF8FM56・TCF8GM34」
• 第４グループ「TCF8CM57・TCF8FM46・TCF8GM24」

同じグループに入っている品番の製品は、「洗浄位置調整/マッサージ洗浄/やわらか洗浄」以外の機能は同じです。洗浄位置調整の機能がついているものは「C」の文字が品番に含まれています。マッサージ機能であれば「F」、やわらか洗浄であれば「G」です。これらの機能にこだわる方は、他のラインナップに加えてこの点に注目してください。

瞬間式の最上位タイプ「KW」

リテール向けウォシュレットで最上位のタイプが「KW」です。KWには「TCF8WW88」と「TCF8WW78」の２つのラインナップがあります。

これまでは品番によって 「洗浄位置調整/マッサージ洗浄/やわらか洗浄」 を選ばなければなりませんでしたが、「TCF8WW88 」と「TCF8WW78 」には、「洗浄位置調整/マッサージ洗浄/やわらか洗浄」すべての機能がついています。

下の表では「KW」（TCF8WW88/TCF8WW78）とKM最上位の「TCF8CM87/TCF8FM76/TCF8GM54」との機能一覧をまとめています。詳しくは表でご確認いただければと思いますが、「KW」シリーズと「KM」シリーズの大きな違いは、トイレ使用後と8時間使用しない時に「きれい除菌水」のミストを自動で便器にふきかける「便器きれい機能」がついているかいないかです。

「TCF8WW88」と「TCF8WW78」の違いは、便座が瞬間で暖かくなるのかどうか、そしておまかせ節電機能がついているかどうかです。それらの点が年間の消費電力量に表れています。