一眼レフ・ミラーレスデビュー!
ついに一眼レフデビューを果たした方、本格写真の世界に一歩踏み出しましたね。
ところが、カメラ本体を手にしたあと、どのレンズを選べば良いか、非常に悩ましい状況に陥ります。
そこで、ベストなレンズの選び方を紹介します。
キットレンズは使うな!
とても挑発的なタイトルですいません。しかし、これは声を大にして言いたいことなのです。
カメラメーカーは主に入門機にキットレンズという安価なレンズをセットにしています。
キットレンズとは、メーカーがカメラ本体と同梱で販売しているレンズのことです。
例えば焦点距離が18-55mmで、F値(レンズの明るさ)がF4-5.6や焦点距離が55-250mm で、F値が4-5.6などのレンズです。
もちろん、一眼レフやミラーレスは、レンズ交換式のボディなので、レンズがなければそもそも撮影ができません。
ところが、これらのキットレンズは以下のデメリットがあります。
F値(明るさ)が暗く、ボケを利用した写真が撮れない
みなさんが一眼やミラーレスを購入した大きな理由は、スマホやコンデジで撮ることのできない印象的な写真を撮りたいからではないでしょうか。こうしたボケを活かした写真は、残念ながらF値が4からはじまるキットレンズでは撮影できません。
リセールバリューが低い
本格写真をはじめたら、気づくと思いますが、カメラボディは刷新が早いことが多く、逆にレンズは長期間同じモデルが販売されています。つまり、高性能のレンズは資産となりえます。新製品が出たときに、中古市場で売却できるのです。
こうした状況の中、キットレンズは性能的にも、中古の価格的にもおすすめできるものではありません。
おすすめレンズ
一眼やミラーレスは高い趣味です。しかし、敢えて言うのであれば、最初からより高性能なものを購入しましょう。下位のレンズをいくつも持っていても、最終的に買い替えの欲求が起きることが多く、結果的に最初から高性能レンズを購入したほうが良かったということになりかねません。
超広角ズームレンズ
超広角レンズは、一眼やミラーレスなどの交換式カメラの性能を実感しやすいレンズです。焦点距離が短く(画角が広い)、広い範囲を撮影することができるため、風景写真などに最適です。
EF16-35mm F4L IS USM
キヤノンのEFレンズで、超広角レンズでありながら手ぶれ補正がついています。
Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS
ソニーのαシリーズ用の超広角レンズです。非球面レンズを多用しています。こちらも手ぶれ補正がついていますが、更にソニーは、ボディ内に手ぶれ補正を搭載していることが多いです。
AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR
ニコンのNIKKORレンズで、こちらも超広角で手ぶれ補正がついています。
標準ズームレンズ
標準ズームレンズは、スナップ写真や風景、物撮りなど、様々な被写体に対応できます。
EF24-70mm F2.8L II USM
キヤノンの標準域ズームレンズです。非球面レンズ3枚とスーパーUDレンズ1枚、UDレンズ2枚を採用し、円形に近い絞りを楽しめます。
FE 24-70mm F2.8 GM
ソニーの標準域ズームレンズです。超高度非球面レンズ「XA(extreme aspherical)レンズ」1枚を含む計3枚の非球面レンズを採用しています。
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
ニコンの標準域ズームレンズです。NIKKOR初のED非球面レンズや、EDレンズ、非球面レンズ、高屈折率(HRI)レンズ、ナノクリスタルコートを採用しています。
望遠ズームレンズ
望遠ズームレンズは、遠くの被写体を撮るときのみならず、焦点距離と明るさを生かした印象的なポートレートなどにもおすすめです。
EF70-200mm F2.8L IS III USM
キヤノンの望遠ズームレンズです。蛍石レンズやDOレンズUDレンズを採用しています。
FE 70-200mm F2.8 GM OSS
ソニーの望遠ズームレンズです。超高度非球面XA(extreme aspherical)レンズのほか、色にじみを抑えるED(特殊低分散)ガラス・スーパーEDガラスを採用しています。
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
ニコンの望遠ズームレンズです。蛍石レンズ、高屈折率レンズ、EDレンズ、ナノクリスタルコートを採用しています。
まとめ
以上のレンズであれば、一眼やミラーレスカメラの性能を最大限発揮し、印象的な写真が撮影することができます。素敵なカメラライフを!!